禊の意味や作法について

そもそも禊とは何なのか

禊は「みそぎ」と読みます。

この禊ですがどういった意味があるのかというと、「身を清める」ために行うものです。

・大きな神事の前に身を清める

・穢れを受けたときに身を清める

といった目的で行われますが日常的に禊を行って身を清める人たちもいるのでいつ行うかはあまり難しく考えなくても良いと思われます。

海や川に入って行うケースが多いと思いますが、水を用意しておいて神社の境内などで行うこともあります。

禊の起源について

イザナギノミコトとイザナミノミコトの話は聞いたことがある人も多いと思いますが、このイザナギイザナミ神話が禊の由来になっています。

イザナギノミコトが死後の世界である黄泉の国で穢れを受けたので「筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原(つくしのひむかのたちばなのおどのあわぎはら)」というところで心身の穢れを清めたのがはじまりだといわれています。

禊のやり方・流れ

禊

禊を行うのは別にいつでも良いと思いますが、一年で一番寒いとされる日である大寒の日に禊行事がありましたので参加してきました。

男性はふんどしに鉢巻姿・女性は白衣

男性はふんどしに鉢巻姿・女性は白衣に鉢巻姿で整列。履物は雪駄でした。

例年よりも気温は高かったようですが、真冬とあってかなり寒いです。

海や川に入る前に行事を行う

海や川の前に整列したら、水に入る前に道彦(みちひこ)という先導役に習って行事を行います。

まずは両方の手のひらをおへその前あたりで合わせて中に少し空洞を作ります。そして上下に振りながら「祓戸大神(はらえどのおおかみ)祓戸大神」と繰り返し唱えて待機します。これを振魂(ふりたま)といいます。

道彦に従って再拝(2回90度の深いお辞儀をする)次に祓詞(はらえことば)というお祓いのことばを奏上。

次に神社にお参りするときみたいに二礼二拍手一礼をします。

鳥船行事

次に船を漕ぐような動作を行う「鳥船行事(とりふねぎょうじ)」を行います。

YOUTUBEに禊の様子をアップしている方がいらっしゃいましたので貼っておきます。

まず鳥船の第一弾ですが左足を斜め前に出して両手は親指を内側に入れて握りこぶしをつくります。上体を前に倒して船を漕ぐような動作を行い、腕を伸ばすときは「エーイッ」、引き寄せるときは「イーエッ」という声を出します。

道彦が「朝タに(あさゆうに) ・ 神の御前に みそぎして(かみのみまえにみそぎして) ・ すめらが御代に 仕へまつらむ(すめらがみよにつかえまつらん)」という和歌を詠みますのでこれに合わせて全員で唱えながら動作を行います。

2回唱えたらまた「エーイッ」、「イーエッ」という掛け声に戻ります。

第二弾は右足を前に出して同じような動作を行いますが掛け声が「エーイッ」、「ホッ」に変わります。

このあと道彦がまた

「遠つ神(とおつかみ) ・ 固め修めし 大八洲(かためおさめしおおやしま) ・ 天地共に とわに栄えむ(あめつちともにとわにさかえん)」と歌を詠むので全員で唱えます。

2回唱えたらまた 「エーイッ」「ホッ」の掛け声に戻ります。

第三弾は左足を前に出して「エーイッ」「サッ」という掛け声で行います。 両手を前に出すときは握りこぶしではなく指を開いてそろえた状態にします。

また同じように「天津神(あまつかみ)・ 國津神たち みそなはせ(くにつかみたちみそなわせ)・ おもひたけびて 我が為す業を(おもいたけびてわがなすわざを)」という歌を道彦の先導によって全員で唱えます。

雄健行事(おたけびぎょうじ)

両足を肩幅ぐらいに開き、両手を腰に当てて

道彦にならって

「生魂(いくたま)」・「足魂(たるたま)」・「玉溜魂(たまたまるたま)」と叫びます。

それぞれの叫び終わりはかかとが上がるようにして叫びます。

雄詰行事(おころびぎょうじ)

左足を斜め前に出し、左手は腰に当て、右手は人差し指と中指を揃えて額のあたりに当てます。

そして「国常立命(くにのとこたちのみこと)」と叫びます。

ここから「エーイッ」という掛け声とともに右足を左足に揃えながら右手を下に振り下ろします。

道彦の先導のもとこれを3回行います。

伊吹行事(いぶきぎょうじ)

足を肩幅に開いて両手を横に広げ手のひらを上に向け、息を吸い込みながらだんだんと頭上にもってきます。

両手を合わせてだんだんとお腹の前までもってきてそこから息を吐きなが上体を曲げて下に持ってきます。地面が近くになったら手を離しまた体の横の辺りまで手を持ってきます。

これも道彦に合わせて3回行います。

いよいよ入水

雄詰行事のときに行った動作と「エーイッ」という声とあげて水に入ります。

水に入ったら手を合わせて大祓詞(おおはらえことば)ということばを奏上します。

水から上がったら

水から上がったら先ほどの鳥船・雄健・雄詰・伊吹行事を順に行って禊行事は終了です。

だいたい先導役の道彦にならって行えば大丈夫

やることが多すぎて覚えきれないという人も多いと思いますが、道彦とよばれる先導役にしたがってやればそれほど難しいことはありません。

神社や団体によって微妙にやり方が違うところもあるかと思いますがあまり難しく考えず参加してみてはどうでしょうか。

定期的に禊を行っている神社さんに申し込めば手馴れているのでいろいろ貸してもらえたり案内もしてくれるかもしれません。

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